塩狩峠

塩狩峠(新潮文庫:三浦 綾子 著)読んだ。

実在した長野政雄という鉄道員のクリスチャンが
乗っていた列車が暴走、その身を挺して下敷きとなり、
多くの乗客を救ったという実際に起きた事故をもとに
描かれたお話。

これを読んだのは2回目で、
最初読んだのは確か大学一年の頃。

俺はもともと宗教というものにあまり関心がなく、
むしろ「神サマ」というものをアテにして生きていく
ってこと自体が当時は特に「???」な人間だったので
最初に読んだ時は内容をちゃんと受けとめていなかった
ような気がする。

で、最近プチ読書ブームだったので、
昔読んだ本を読み返してみようと
自分の部屋の本棚眺めて目にとまったのがこれ。

日記でたまに書いている通り、
俺はもう3〜4年くらい、教会でゴスペルの演奏をしている。
そしてそこで、語弊はいろいろあるかもしれないけど、
ほんとうの音楽ってこういうことなんじゃないかと感じている。
つまり、ビジネスや野望とは一線を画した、
ただ喜び、歌う、という音楽。
そこで俺はドラムを叩いて、クリスチャンの歌を浴びて、
なんとも言えない何かを感じて、帰る。

とはいえ相変わらず俺は、単純に「神さまの存在」ということ
に関しては懐疑的で、でもまぁ
昔と比べれば身近に感じる瞬間が増えているのも確か。

そんなワケで、そんなふうに「変わった」俺が今コレ読んだら
どう思うんだろうな&そういえば内容もいい感じで忘れてるな
ってなことで再度読んでみようと思ったわけです。

いや実際重いねこりゃ。
そして「俺にとっては」だけど、文章が真面目でカタイので
軽快に読んでいくこともできず。

小説なので、実話をもとにしているとはいえ
いろいろとアレンジされてはいるけど、
例えばこんな「愛」があったらすっげぇよなぁと率直に思った。

俺は音楽が好きで、バンドメンバーが好きで、
自分のそばにいてくれる人をほんとうに大切にしたいと思う。
それは「愛してるぜ」って言ったっていいくらい
ほんとうに好きなんだけど、
このお話にでてくる「愛」と比べて俺のそれはどうなんだろう
なんつーことをなんだか考えちゃうのよね。

まぁ言ったってキリないんだけど。
だいたい比べたってしゃあないよね。

命を懸ける、
カンタンに使ってはいけないコトバかもしれないけど、
それくらいに愛する対象があるって素晴らしいことだし、
好きな人をハッピーにできるような音楽をやって、
絵を描いて、酒呑んで、いろいろ感じて、
そんな生き方ができればなによりです。

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